第四話 速い
「この違和感はなんだろう…」
相手のチームも三年を揃えているようで、試合スピードが異常に速くて食らいつくので精一杯だ。だが、それは相手も同じこと。相手はまだ俺が半分コートを走ったくらいで、スリーポイントシュートの体制に入っていた。今は二点差でリード中。このシュートを決められると逆転される。まだ第三クウォーターだから、最悪でも逆転は可能だ。だが決められたくないのは確かである。なんとか追いつきたいのだが、相手がボールを離すのが先になる。
届かない。
俺はその時、相手選手しか見れてなかったらしい。バスケットボールはチームスポーツだということを唐突に思い出した。そう、いたのだ。ゴール下でリバウンドへと準備する川内くんが。
そして、相手のスリーポイントシュートがリングへ入った。
こっちにも“切り札”がある!
次回 第五話 届け
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2025/7/11 9:25
最終編集日時: 2025/7/11 9:33
川布
中学受験期真っ只中の小6!
特に将来の夢とはありません((>_< ;)
でも、じゃんじゃんマジレスして下さい!
(ドMではありません)
主に連載をしています。
基本的には1日1話分ですが、気分がノッていると、1日3話とかもあります。毎日投稿は一応できる限り続けるつもりですので。
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