秘密 腐

秘密 腐
 誰が何を言っているのか分からない。それでも五月蝿いということは理解できる。こんな小さい空間に三十何人も詰め込んで仲良くしろだなんて大人は頭がおかしい。たまたま同じ年に生まれて、たまたま同じ地区で産まれただけなのに何故仲良くしないといけないんだ。  そういう捻くれた考えを抱えて俺は机に突っ伏した。腕に顔を詰めると先程まで明るすぎた視界が一気に暗闇に覆われる。それでも耳障りなざわつきは消えない。 「おはよ。三枝木(さえき)。」  細い指が突っ伏した俺に耳を優しく掠めた。その触り方に背筋が震える。 「ーーっ!!?おいっ!」  咄嗟に顔を上げ触られた場所を抑える。前の席に座って腹を抱えて笑う青年に俺は苛立ちを露わにした。 「ワロタ。」 「黙れ陽キャが。」 「ねぇ〜!英語のワークした?」 「………。」
蓮と芙蓉
蓮と芙蓉
名前が定まらん 性別はありません。現実でxジェンダーだと分かっています。全体的にちょい腐です。(時々ちゃんと腐) 絵描きます。アイコンは手描き。気が向いたら表紙とかも描きます。主に表紙は自分が撮った写真なのでフリ素とかはあんまり使いません。 アニメとか漫画とかゲーム好きなので二次創作書きたいけどほぼ書きません。(書けない)だいたいうちの子小説と詩を書きます。絶対ハッピーエンドの小説書きます。 テスト期間とかだと投稿減ります。 連載系は毎回3000文字くらいいっちゃうと思います。長いけどお付き合い下さい。でも乗らない時は2000位かも。 そこまでショッキングな内容はないと思います。過度出なくても注意を書く際があります。性行為表現無し。(匂わせは有り)ただし多少の暴力行為有り。ご了承ください。