空を渡る王女 第9章 近付くⅢ
ゼインの右目から、はらりと雫が零れ落ちる。
「アネモネぇ……」
優しすぎる呟きは、ホールの騒音にかき消された。そして、ゼインは二杯目のビールを一気に飲み干す。
「ビール、なくなっちゃったじゃ……ないですか」
「そりゃ、飲んだらなくなるだろ」
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文字数: 2460
カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2026/1/6 12:25
七宮叶歌
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