恋に満ちる

恋に満ちる
僕が恋をした人物は楠茜(くすのきあかね)すごく強くて、強靱で、優しくて、親切で、運動神経が良くて、スポーツが得意で、、可愛くて、可憐で、それで僕が‥恋焦がれている人だ。そんな物語の女主人公として出てくるような彼女を今日も高校の2年2組の教室のはじから眺めていた。 「はぁー〜〜〜」 (恋焦がれているって言っても茜とは住む世界が違う。子供の頃から声優として活躍していて今じゃテレビにもたくさん出ている。コミュ力もあって僕とは対照的な存在だ。唯一接点があるとすれば幼稚園からの幼馴染ってことだけ。まあそれだけでも最初は男子達に羨ましがられて目の敵にされたっけ。こんな冴えない男だとわかると去ってたけど。) 「はぁ〜ぁ」 「なーにため息ついてんの菊!」 そう僕の名前は重松菊。そしてこいつは寺松祐介。代々伝わる有名な寺の長男で僕の能力を唯一知っている親友だ。ほんとに由緒正しき寺の長男ってくらい現代っ子だ。僕はゆうって呼んでる。 「なっなんでもないよ、ゆう」 僕は茜からとっさに目を離し手に持っていた本のページをめくった。 「また茜ちゃんのこと見てたんでしょ。」 ゆうが悪戯な笑みを浮かべてからかってきた。顔が火照る。
フルティ
フルティ
小学生です。 漫画が大好きです。 ぜひ読んでみてください。