怖い

仕事を休んだ。 彼女には内緒で。 朝、いつものように起きられたんだ。太陽が顔を出した時間に、ちゃんと起きられた。でも、何故か、起き上がれなかった。 ダルくて、だるくて、怠くて。 カーテンも開けられなくて。 仕事に行きたくないと思うのは、世の中のみんな大抵はそうだろう。でもそれでも、お金を貰えるから、社会のために、会社のために、皆ちゃんと行くんだ。 でも、僕は行かなかった。 自分が変わってるとは思いたくない。そうやって自己満足に陥るのがいちばん危険だと知っているから。 だから、これは、完全な、甘え。それでしかなくて。 寝ながら、LINEで上司に「今朝方、体調が悪くなってしまい、お休みを頂けないでしょうか」と打って送信するのに、半日分の体力を使った。送信ボタンを押してから、後悔みたいなものがどっと心の内に押し寄せてきた。
雲丹丸 音夜
雲丹丸 音夜
なんにもできない