特別さ

いつからなんて区切りはなく、俺は初めから凡人だった。 人並みに周りから好かれ、人並みに嫌われ、人並みに運動ができ、人並みに勉強ができる。    人並みでしかなかった。    それでも、自分は平凡ではない、特別な人間なんだと必死に理想の自分を見せようとした。    背伸びをして、見栄を張って、誇張して、大袈裟に伝えて、    そうして、
鬼ウサギ
鬼ウサギ
結構ファンタジー系の方面に寄った作品が多くなると思います。それと、かなり不定期に書くので全然上がらないことが多々あります。こんなのでも良ければ見ていってください!