島の夏椿と入道雲
島では梅雨が明け、陽射しの照りが日に日に増していた。
小さな夏椿の花は、空を眺めていた。
竹藪の遠くに、入道雲が浮かんでいるのだ。
冬の薄くて高い雲とも違う、雲の中にできた陰影が
一番下から上の方までもこもこ盛り上がっているのは、
遠くから見てもどれだけ大きいかは十分に分かるのだ。
そんな迫力のある立体的な雲が、水色を背景に
空の一部として、絵のようにひとつ、平らになっているのが
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カテゴリー: その他
投稿日時: 2025/7/25 7:04
後川
書きたいときに書くので、1,2ヶ月に2本程度しか書けません。フォローしてくださる方、ありがとうございます