とりかご

僕はここに囚われている 朝の重苦しい目覚め 今日が何日かも曖昧だ ずっと眠っているような感じがする 机の上に広げられた参考書だけが僕を現実へと引き戻す 「駿、起きてるの?」 耳障りな母の声 呼んでもいないのに部屋へと来る 思春期男子の空間を切り裂くように無理やり入ってくる こういうところだ
るち
るち
高校二年生 百合小説を書くのに今ハマってます