僕の吸血鬼 [BL]
僕は、吸血鬼を飼っている。
ある日の帰り道、血をくれとハラヘリ吸血鬼に言われるがまま、僕は腕を差し出したのだった。だって、ツラが良かったんだもん。
今日も彼は血をねだる。腹が減ったと。
はいはい、と指を彼の口に入れて八重歯にぶっ刺した。
彼は皆には見えていないようだった。
彼は血を与えるにつれ、「お腹すいた」以外の言葉を話すようになった。
「なあ、今日は楽しかったか」
「少し、辛そうに見えるぞ」
「よしよし、俺がなぐさめるから」
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文字数: 557
カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2024/2/12 16:18
最終編集日時: 2024/2/14 0:32
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
榊原 霞
人見知りでやんす