夜はもう、明けないみたいだ。
夜勤明け、私はいつもの癖でカラオケボックスに入った。
朝の料金は安い。三時間で七百円、ドリンクバー付き。
理由なんてそれで十分だった。
店を出た瞬間、サイレンの音が耳に刺さった。
大きな病院が近いから、珍しくはない。
それでも今日は、音の重なり方が変だった。遠ざかるはずの音が、なかなか減らない。
帰り道はいつも同じだ。
狭い歩道に、作業用の制服を着た二人が並んで歩いている。
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カテゴリー: ミステリー
投稿日時: 2026/2/4 5:31
最終編集日時: 2026/2/5 18:28
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病み6割、性癖2割、フィクション2割で投稿してます。