ゆめゆめ離すことなかれ

夜、ベッドで寝ていたはずなのに、目が覚めるとアメリカンテイストのおしゃれなカフェにいた。 色彩がギラギラしていて目が痛い。 耳がキーンとするほど静かで頭痛がする。 「…誰かいませんか〜。」 歩きながら声をかけるが、自分の声は宙を舞って消えてしまう。 溶けて行く声と歩いていると、女の人を見つけた。いや、女の子だ。 頭から猫の耳が生えていて、ミニスカートのメイド服に、ローラーシューズを履いていた。
星々のモノローグ。
おもちゃ箱の中。