あいつのココア
雨が激しく降りしきる中、私は気がつけばある家の前に着いて、インターホンを押していた。
数秒後に家の扉が開くと、中からは勿論"あいつ"が顔を出した。
雨によってびしょ濡れになってしまった私の姿を見て、"あいつ"は目を丸くした。
「……えへへ。びっくりした?」
「……そりゃ驚くだろ。とりあえず入れ」
"あいつ"は私を家に入れると、シャワーと服を貸してくれた。
リビングにて、"あいつ"は少し不機嫌な表情で私の方を見つめる。
まぁいきなり知り合いが雨の日の夜にびしょ濡れになって家に来るとなると、不機嫌にはなるだろう。
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2025/5/10 2:51
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
kedと申す者
前向きに生きる。そして小説は好きに描く。