わたしの歌

 自分に、自信がなかった。価値なんてないって思ってた。わたしには、ヨルシカのナブナさんの曲のような歌詞なんて作れないし、人を惹きつけるメロディなんてなおさら作れない。それでも、創りたいって思った。自分の人生を、曲にしたいって思った。  なんで? そう自分でも疑問に思う。それでも、歌にしたい。曲にしたい。そして、いつしかヨルシカを超えたい。そんな大層な夢を描いている。  いつだろうか。わたしの声がヨルシカのスイさんに似てるって言われた時。そんなことない。スイさんみたいに歌なんて上手くないし、『茜』を聞いてみたらわかるが、あんな低音歌えるはずない。歌上手い人はみんな性別の枠を超えて音域の限界を超えるとでもいうのかって、失礼ながらも思ってしまう。  それでも、歌いたい。わたしの、人生を歌いたい。バンドを組む相手だっていないし、音楽理論なんて全くわかんなくても創りたい。創り続けたい。  カラオケにはよく行く方だけど、行くたびに友達に言われることがある。  ——なんかヨルシカ以外の曲もヨルシカになるね。  そんなことを言われた時、わたしは嬉しかった。声が似ているだけじゃ、そんなことは無理。わたしには、才能がある。あるはずなんだ。  でも、わたしはわたしの歌を歌いたい。わたしだけの歌を歌いたい。だから、中学から始めたギターで曲を創る。ナブナさんみたいな詩のような歌詞ではなく、わたしの人生をそのまま歌詞にして。
シャイニー
シャイニー
こんにちは。いろんなジャンルを書いていきたいと思います。