会いに

とある日、一件の非通知の電話がかかってきた。 普段なら怪しんで出ないはずの非通知の電話だが、何かに魅せられたかのように無意識で応答ボタンを押していた。 押した瞬間に我に返ったが、もう時すでに遅し。 スマホの画面には通話中の画面が表示されていた。 「もしもし……?」 恐る恐る声をかける。 すると、ザザッというノイズの後、恐怖を感じるような少女の声が聞こえた。 「わたし、メリーさん。今、ゴミ捨て場にいるの」 そう言うと、ツーツーと電話が切れてしまった。 しばらくの間、通話が切れた画面をただただ見つめていた。
御縁明々
御縁明々
時間がある時に書いています。いろいろな物語が書けるように練習中です。 気に入ってもらえたら嬉しいです! 誤字脱字、読みにくい部分などあると思いますが、執筆力を培うために日々励みたいと思います。 不定期に投稿しているので、2,3週間不投稿になってしまうかもしれませんが、温かい目で見てください。 たまに投稿するぐらいの人間ですが、よろしくお願いします!