アゲハチョウ

アゲハチョウ
毎朝目が覚めて絶望することがある、それは私が生きていることだ。 うつ病になってから私は考え方、性格、顔つき、何もかもが変わってしまった。 毎日死にたいと願い、腕を切り続け、理由もなく泣き続け、生活もまともにおくることが出来ず実家に戻った。 こんな人生をおくる予定ではなかった。 毎日そう思っている。 天井を見つめ、幼少期の頃を思い出す。 小さい頃、私は活発な女の子で、休み時間は必ずグラウンドに出て男子と遊んでいた。 "女の子らしくない"とよく人に言われていた。
南波
南波
短編(フィクション)を書きます。 フリーランスのモデルしてます。