貴方からの愛

冷めないスープはないどころか、息を吹きかけ自らスープを冷ましてしまう。そんな生き方をしてきた。そんな生き方しか出来なかった。 誰かが愛してくれる。誰かが作ったばかりのスープをくれる。全て飲み干してしまいたくなるほど、全部を独り占めしたくなるほど魅力的なスープを。 しかしそれに毒が入っていないか、火傷してしまわないか、本当はすごく味が薄いんじゃないかとばかり気にしては、戸惑い息を吹きかけ味を足す。 そんなことをしているうちに、スープは煮え切り蒸発したり、「いらないなら貰うね」なんて言いながら、誰かが取っていってしまうのだ。 私には、そんな生き方しか出来なかった。
いかのこ
いかのこ
主に自分が思ったこと感じたことを書いてます!いつか物語も書きたいと思ってます! 投稿頻度は低いですが、よろしくお願いします( ‎¨̮ )و✧