お題:ゆきだるま
彼女が子供のように雪だるまを作りたいという。
僕は寒いの嫌いなんだけどな。
彼女は手伝ってよと言ったけれど僕は黙って見ていた。
雪の塊を転がして、できた雪玉を重ねて、小さな雪だるまを作る。
一つでは可哀想と彼女は言った。
もっと大きな雪だるまを作りたいと、彼女は二個目を作り始めた。
彼女は滑ってひっくり返り金属の柵に激しく頭をぶつけた。
そして座り込んだような格好で動かなくなった。
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カテゴリー: お題
投稿日時: 2022/1/9 6:53
最終編集日時: 2022/1/9 7:47
小目出鯛太郎
『アルファポリス』『小説家になろうムーンライトノベル』にBL書き散らかしてる。
あらすじと感想文と片付けが苦手な生物です。