首無し行列は彷徨う。【後編】②
「あっ!!目、目開けた!!先生ーーーっ!!」
誰かが目の前から消えていった。
横を見ると心電図が一定間隔で音を立てている。
頭上には知らない天井。
両隣がカーテンで仕切られており、正面以外はどうなっているか分からないが、どうやら病院らしい。
先程消えたのは同級生の慎吾(しんご)だったらしく、医者や看護師、両親を引き連れて戻って来た。
両親がえらく泣いていて、俺に抱きつく程だった。
話を聞くと、頭を打って三日程目を覚さなかったらしい。
何でそうなったのか聞いてみると、人身事故に巻き込まれたのだと言う。
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カテゴリー: お題
投稿日時: 2022/11/7 13:32
最終編集日時: 2022/11/11 12:19
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
渡邊三月。
気まぐれで拙い文章を書きます。気分で書く物(ジャンル)180°変わります。よろしくお願いします?更新かなりルーズ。いつもお読みいただきありがとうございます。