桜のような君の幸せを
「忘れないから、君も忘れないで?」
いつかの君は、そう言って春の中を柔らかく走って行った。
舞う桜の花、優しい陽だまり、ねぇもう一度だけ
「振り返って?」
もうすぐ孫が生まれる。娘が楽しそうに笑っていた。
「桜が咲く頃に、生まれるから⋯名前は桜にしようかな?」
その名に心が、ふわりと揺れた。
忘れたことなんてなかった。
あの頃の君を、忘れたことなんて一度もなかった。春によく映えるその名前の君を。
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カテゴリー: その他
投稿日時: 2025/3/27 11:00
藤咲 ふみ(次回4/3日更新)
はじめまして。クラゲとクジラが好きな成人済の女です。基本的に毎週木曜日に小説を更新しています♪「窓辺のしぇりー」の名前でXにも存在しております🫢夜書いた文章は朝には読み返します。短いけど読み応えのあるギュッとした、自分が素敵だと思える世界を置いていきます😌よろしくお願いいたします☘いいね♡、優しいコメントくださるととても喜びます!
※表紙のイラストはAIアプリで作成したものを使用するか、フリーイラスト等をお借りしております。
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start:2024.5.24