桜のような君の幸せを

桜のような君の幸せを
「忘れないから、君も忘れないで?」 いつかの君は、そう言って春の中を柔らかく走って行った。 舞う桜の花、優しい陽だまり、ねぇもう一度だけ 「振り返って?」 もうすぐ孫が生まれる。娘が楽しそうに笑っていた。 「桜が咲く頃に、生まれるから⋯名前は桜にしようかな?」 その名に心が、ふわりと揺れた。 忘れたことなんてなかった。 あの頃の君を、忘れたことなんて一度もなかった。春によく映えるその名前の君を。
藤咲 ふみ(次回4/3日更新)
藤咲 ふみ(次回4/3日更新)
はじめまして。クラゲとクジラが好きな成人済の女です。基本的に毎週木曜日に小説を更新しています♪「窓辺のしぇりー」の名前でXにも存在しております🫢夜書いた文章は朝には読み返します。短いけど読み応えのあるギュッとした、自分が素敵だと思える世界を置いていきます😌よろしくお願いいたします☘いいね♡、優しいコメントくださるととても喜びます! ※表紙のイラストはAIアプリで作成したものを使用するか、フリーイラスト等をお借りしております。 ※ここに上げている作品の全ての著作権は、私のものとさせて頂きます。二次使用など何かご入用の際は一言お声掛け下さいますようにお願申し上げます。(お断りなく一部でもご使用された場合は通報などの措置をとらせて頂きます。) start:2024.5.24