七匹猫の始まりの物語 第四話

七匹猫の始まりの物語 第四話
   四 雲海空の過去  「ねぇ〜。空先輩の正体って、なんだろ?」  空と初めて会った時から早一週間。なぜかたびたび空と顔を合わせる事があったため、もう八重も空を怖いと思わなくなっていた。  「えぇ〜?何よ。急に。」  中庭で弁当をちまちま食べていた水月は、八重の疑問に顔を顰める。  「だってさ〜。運動、勉強も出来て、強くて、しかも学校一の美人だよ?絶対何かある。私らの事全部把握して置いて、空先輩の家の事とか私達全然知らないじゃん?裏を取れたらな〜。」  確かに、空は八重達の事を巧みな言葉使いでさっさと聞き出した割には、全く自らの事を話していないのだった。  「空先輩を一番よく分かってて〜しかもいつも何でも聞けそうな人って…。う〜ん。」  わざと考えているのか、本当に分からないのか、言いたくて仕方が無い水月が、とうとう痺れを切らして言う。
オルカ
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シャチと鯨類大好きなオルカです。 小説に目を通してくれると嬉しいです。感激の潮吹き吹きます。 基本イラストはネットか自分で撮った写真を使ってます。 あと基本フォローしてくれたら仕返します。ただし、フォローする際は私が書いた小説に目を通し、いいねを押して下さい。