恋砂糖3

太陽は容赦なく照りつけ、僕たちを溶かそうと必死なようだ。 暑い暑い。まだ6月だというのに。 もう放課後だというのに。 もう隣の席でなくなった白木さん。 彼女は、僕の隣の隣の斜め前だ。あんまり見えないけれど、 今日も真面目に、彼女は勉強している。 あれ以来、僕達には進展がなかった。 席が離れたことも影響しているはずだ。 僕は、白木さんに話しかける勇気なんてないし、 眺めてるだけで充分だから、
Kasirawa
高校一年生 連載のやつは単なる妄想で 単語ガチャで出た言葉をお題に、 短編書いてます!