標本

パシャリ。 深夜1時、しんと静まり返った街に、スマホのシャッター音が無機質に響いた。 写真フォルダを開くと、小さな灯りがいくつも並んでいる。 また、歩き出す。 袖を引っ張って手のひらを隠す。 数メートル先に街灯の光が見えた。 少し駆け足になって近付き、スマホを構える。
れ
散文詩的な