声を聴いて 第五話

声を聴いて 第五話
 数日後、三人は駅前で待ち合わせした。優斗は少し早く来ていた。  程なくして愛がその友達と現れた。 『こっちは友達の恵美です』 「よろしく」  優斗は声に出して挨拶した。恵美はニコニコして会釈した。 『もしかして恵美さんも耳が?』 『はい』  優斗はスマホに挨拶を入力して恵美に見せた。そして手招きして二人を店に案内した。  お店に着くと他の客が並んでいた。お店の外に置いてある椅子に座っている。優斗は愛と恵美に椅子を勧めて自分はその前に立った。  愛と恵美は手話で何やら楽しそうに話していた。
よしだひろ
よしだひろ
まだ使い方もよく分かってません 童話を中心に色々書いてます 良かった点や悪かった点を率直に教えていただければと思います よろしくお願いします