灰被りの姫の下剋上 1
私は、エラ。
通称、シンデレラ。
「ちょっとぉ、ちゃんと掃除してちょうだいっ‼︎ …シンデレラ、聞いてるの⁉︎ あんたみたいな役立たずは掃除してなさいっ」
そういい、義理の姉は私に怒鳴った。
「すみません」
「分かればいいのよ」
私は『すみません』としか言ってはいけない。
それが、私。
お父様がいたときはあんなに幸せだったのに…
お母様は世紀の美女と呼ばれるくらい綺麗な人だった。そして優しい人だった。はちみつ色の艶々な長い髪で、笑顔が綺麗だった。キラキラしていた。
0
閲覧数: 6
文字数: 3153
カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2023/7/26 8:19
しぐれ
本を読むのに飽き足らず、自分でも書き出した一匹の学生。
小説好きと繋がりたいっ…
歌うの大好き〜