出目金

出目金
私は、赤くて綺麗な金魚たちに混ざる黒くて容姿も全く違う金魚のようだ。 幼少期の頃から周りに馴染めず、口下手な私はいつも先生に助けられてばかり。他人に話しかけてみようとするけれど、私に向けられる目は、いつも氷の様に冷たい瞳。あの子は誰?1人だけ金色に輝いている。色も違くて容姿も違うのにみんなに囲まれている。私とは何が違うの?...。そんな疑問が頭によぎった。引き込まれるよう無意識にあの子へ近づいた。あれ?暖かい?冷たくない?この子の瞳。不思議。とても不思議。 そう考えながら"あの子"の顔に触れた。 途端、私の中の何かが激しく揺れ動いた 『え?ど、どうしたの?花子ちゃん』 名前を呼ばれたのは初めてではないだろうか そう思うくらいに、胸が弾んだ気がした。 彼女の名前は-今戸 凛華-(いまど りんか) 私は少し思考を巡らせた後に、自分が彼女に触れていることを初めて認識した。 『あっ、いや、ごっごめん。急に、、なんでもないからっ』
しのみや
しのみや
私は、小説書くのが大好きで、( ᐪ^ᐪ )でも好きだからといって、上手いわけでもなく、なんで書いてるんだろうと思わされる時が多いのですがwwでも、投稿していくのでぜひ読んでください