声を聴いて 第六話

声を聴いて 第六話
 次の日優斗は家でゴロゴロしていた。母親がまた小言を言ってきた。 「そんなゴロゴロしてるなら何か手に職でも付けたら?」 (手に職ねえ……そうか、手話か!)  優斗は図書館へ走った。  優斗は手話の本を見付けると早速借りて帰ってきた。しかし本だけではどうにも分からない。  そこでネットで手話の動画を見ることにした。本を読んで予め予習しておき動画を見てそれを確認すると言う流れだ。  優斗は最初簡単に考えていた。しかし手話を覚えるのはとても根気のいる作業だった。  優斗は毎日部屋に篭って手話を勉強していた。両親も、普段だらけた生活しかしてない息子が急に手話を覚え始めて驚いていた。  愛も優斗が手話を覚えようとしてくれている事に喜んで応援してくれた。 『優斗君凄いね。新しい事にチャレンジするのは良い事だよ』
よしだひろ
よしだひろ
まだ使い方もよく分かってません 童話を中心に色々書いてます 良かった点や悪かった点を率直に教えていただければと思います よろしくお願いします