幽霊保護法
「ちょっと、弁護士さん。何とかしてくださいよ。」
依頼人は切羽詰まった様子で私の事務所にやってきた。
「大家から追い出されそうなんです。でも、私たちは守られる存在だって法律で定められたじゃないですか。」
幽霊の存在が正式に認められた3年前。それに伴い、昨年には「幽霊保護法」という法律が制定された。
「むやみに除霊してはならない。幽霊の意思を尊重しなければならない。」といった内容だ。
「だからね、裁判でビシッと言ってやってくださいよ!幽霊にも居住する権利があるって!」
それからさらに年月が経った。事故物件から幽霊を追い出すことが出来なくなり、生きてる人間の居住区はどんどん減るばかり。そんな現状を見かねた祈祷師が違法に除霊をしようとし、逮捕されてしまった。
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カテゴリー: SF
投稿日時: 2026/8/4 11:26
ほしのすみか
はじめまして。一話完結型のSF短編小説を少しずつ投稿します。