ミステイク(第1章-1)

第一章 1 「深山さん、ちょっとここ見て頂きたいんですが」  人好きのする顔が、そう訊いた。 「どこ?」  深山芹馨は、パソコンのディスプレイから視線を逸らし、隣に立つ後輩が差し出した書類を見る。 「ここなんですが」
光沢 季環
光沢 季環
カクヨム→kindleに移行し、現代ドラマ系の小説を出版中です。 Noveleeさんでは、恋愛系の長編を投稿したいと思っています。宜しくお願い致します。 twitter→@mitsu_kiwa