深慮遠謀

深慮遠謀
 ミリタリーマニアの友人宅に、幽霊が出たと言う。  血塗れだったので、格闘戦は素人だろうと思った友人は、ナイフで応戦。刺したら消えたと言う。  その後も幽霊は現れ続けたが、友人は相手が死なない事をいい事に、夜毎の実戦演習を楽しんでいるそうだ。  だが、少々常軌を逸していないだろうか?  その内、現実の区別がつかなくなるのでは?  それが幽霊の狙いかどうかは知らないが、私は危惧している。
泥からす
泥からす
短くて、変な小説を書きます。ノンジャンルです。