青い瞳の少女

青い瞳の少女
 理子は、東京から、田舎へ引っ越してきて、つまらない毎日をなげやりに過ごしていた。 「ここにはゲームセンターもないし、ショッピングモールもない。ほんとにつまんない。」 理子は、麦茶の入ったポットの蓋を開けた。 「理子!そんなこと言わないの。お父さんの仕事の都合でここになきゃならないんだから。たまには静かに暮らすのも良いことよ。」 母親の綾子が理子を叱る。 「たまにって言っても、たくさん引っ越して、いろんな所へ行くわけじゃないでしょ。」 理子はぶつぶつと文句を言った。  その日はとても暑くて、クーラーをつけっぱなしにしていた。森のせみたちの騒がしい声が、村に大きく響き渡る。 「お母さん、アイスある?」 「ないわよ、そんなの。ここは田舎よ、東京みたいな都会じゃないの。だから、アイスを買えるコンビニやスーパーが近くにあるわけじゃないの。我慢しなさい」
やきいも
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