青い瞳の少女
理子は、東京から、田舎へ引っ越してきて、つまらない毎日をなげやりに過ごしていた。
「ここにはゲームセンターもないし、ショッピングモールもない。ほんとにつまんない。」
理子は、麦茶の入ったポットの蓋を開けた。
「理子!そんなこと言わないの。お父さんの仕事の都合でここになきゃならないんだから。たまには静かに暮らすのも良いことよ。」
母親の綾子が理子を叱る。
「たまにって言っても、たくさん引っ越して、いろんな所へ行くわけじゃないでしょ。」
理子はぶつぶつと文句を言った。
その日はとても暑くて、クーラーをつけっぱなしにしていた。森のせみたちの騒がしい声が、村に大きく響き渡る。
「お母さん、アイスある?」
「ないわよ、そんなの。ここは田舎よ、東京みたいな都会じゃないの。だから、アイスを買えるコンビニやスーパーが近くにあるわけじゃないの。我慢しなさい」
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カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2023/12/23 2:33
やきいも
こんちは!ちょくちょく投稿していきます!ファンタジー系とか、日記系とかいろいろ投稿していきます(^^)よろしく