金色の貴方。【余談】③

花火が終わった頃。 僕たちの足元、山頂辺りで赤い光の粒がゆらゆらといくつも揺れている。 よくよく見るとそれは、赤い提灯を持った妖怪たちだった。 暫くして、その妖怪たちが行列になったまま空に向かって歩き出した。 「百鬼夜行だよ」 お兄さんが言う。 諦めたみたいなそんな声。
渡邊三月。
渡邊三月。
気まぐれで拙い文章を書きます。気分で書く物(ジャンル)180°変わります。よろしくお願いします?更新かなりルーズ。いつもお読みいただきありがとうございます。