わたし
何も無い私でした。
何も無いことに気づかない私でした。
あの人は線を綺麗に引く人だと思いました。人と人との間を綺麗な一本の線で明確にする人でした。
きっとだからでしょう。憧れてしまいました。一人で堂々と生きているように見えたのでしょうか。本当はきっとそんな人では無いのに。
あの人になりたいと思ってからは目まぐるしい日々を送りました。共通の話を持ちたかったのです。すぐに好きな物や感じ方や考え方を合わせました。相性が良かったのでしょうか、半年もしないうちになれました。
いつしかあの人の横が私の一番好きな居場所で、落ち着く場所でした。かけがえのないものでした。今までそんなもの無かったものですから、それはもう大惨事です。
0
閲覧数: 179
文字数: 546
カテゴリー: お題
投稿日時: 2026/2/26 15:58
最終編集日時: 2026/2/27 9:09
だれか