第十一話 何考えてるの、トイカケ様
「久しぶりだね、トイカケ…いや、魔女の飼い猫シュレディンガーと呼ぶべきか?」
「どっちでもいいニャー。好きな方で呼ぶといいニャー」
「そうか…わかったよ、トイカケ」
門番は、少女と逸れた後、トイカケ様に出会っていた。少女の時と変わらずトイカケ様の姿は見えない。
「この体は便利だニャー、一度に複数人の相手をできるニャー」
「今、あの少女は君に合っているのだな?」
「どうだろうかニャー?…ニャフフ…」
「…肯定と捉えておくよ」
門番の周りにある落ち葉がパリパリと音を鳴らして割れる。門番はそれに視線を合わせる。
「それで、用は何かニャ?」
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カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2025/3/26 9:52
紫陽花
そこらへんに生えてる紫陽花です。
夢は漫画家、そのためにストーリーを練ってます。
小説や漫画はなんでも読みます。
バトル、ハートフル、ラブコメ、BL…なんでも御座れ!