あの教室で 4章希望

今日は昨日帰れなかったことを亜矢に謝ろうと思う。 学校に早めに着くと亜矢は既に来ていた。亜矢は「昨日のことなんだけどあなたは死ぬの怖くないの?」と聞いてきた。 ぼくは少し苛立ってしまった。 「君に何がわかる!!先が怖くて不安でしかたないよ、人の心にズカズカ踏み込むな!! なんなら君が死ぬまで一緒に居て楽しませてくれるのか?」と言ってしまってから気づいた。同じ境遇の人の筈なのに言いすぎた。 亜矢に謝ろうとすると「分かったわ、これから死ぬまで一緒に居るわ」と亜矢が先に言った。 僕がきょとんとしてると続けざまに「要するに期限付きで付き合わない?」と亜矢は言った。
エフィ
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