不登校の私の話

電話の音は怖くてならない。 学校へはもう何ヶ月もいっていない。 親だって何も言わない。 今日も電話をする母の声が聞こえてくる。 私は体を震わせ布団へ潜る。 いつまで続くのか分からないこの生活に私は憎しみを抱いている。 外へ出たことがないと思ってしまうほど、長い時間この家という牢獄から出ることができていない。 そんなことを考えるとまた音が聞こえる次はドアの閉まる音だった。この音で母が家を出たのが分かる。
マグカップ