起きたか

起きたか
目覚めると同時に、消毒液の匂いがツンと鼻を刺した。白い天井に、硬いベッドをぐるりと囲うカーテン。多分、保健室だろう。 「…起きたか。」 気怠げな低い声が降ってきた。 「藍…なんで」 ゆっくり顔を向けると、そこには見覚えのありすぎる男が椅子に座っていた。脚を組み、肘を膝に乗せ、頬杖をついたままこちらを見下ろしている。 「お前のせいだろうが。なんであんな事した」 「…やっぱり居たんだ、あの時。あれは友達に無理やり参加させられて…あっ、そうだ友達!ユキチ達は」 「心配すんな。俺が全員無事に送った。倒れたのはお前だけだ。他は軽傷で済んでる。」 良かった…。ほっと胸を撫で下ろす。 「ありがと。それと、ごめん」
あいびぃ
あいびぃ
初めまして、あいびぃです! 見つけてくれてありがとう♪ 私自身、生粋のアニオタ・漫画オタなのでファンタジーが多めになってます…多分。 詳しいことは「自己紹介」にて! まだまだ若輩者なので、応援よろしくお願いします!