神に呪いをかけられて1

神に呪いをかけられて1
1 −−フォンターナ邸−−−−−− 「あっ動いたわ。痛っ!おてんばな子ね。グレン、あなたの子よ」 一人の大人の女性がとある部屋の窓の近くでロッキングチェアに揺られながら風船のように膨らんだお腹をゆっくりと丁寧に撫で摩る。俺の最愛の妻イザベラ フォンターナ侯爵夫人である。 僕は彼女のウェーブがかかった赤いロングヘアーを優しく触れ、濁りの無い翠色のガラス細工のような澄んだ瞳を覗き込む。 彼女の瑞々しいぷるんっとした新鮮な唇に唇で愛を注いだ。 「イザベラ、生まれてくる子はどんな子だろうか、やっぱり君みたいに美しくて頭のいい子なんだろうか?」 「こんな元気のいい子ですもの。きっと凛々しくてかっこいい子に決まってるわ」
可憐
可憐
よろしくお願いします。