幻影 5

幻影 5
作 KKZOU 自分の触れたくない物、存在を隠しておきたい物。人はそういうものには上から蓋をする。それは自身も例外ではなく、思い出したくない、しかし忘れてはならない記憶を蓋で閉めている。しかし、その蓋はちょっとした衝撃で簡単に外れてしまう。 それは自身も例外ではない。 「私のうちね、、、聞いてると思うけど霊媒師の家系なの」 「うん」 「それで、体質的に見えちゃうんだ。そういうの」 そういうのとは彼女、栩琶尚弥(くべなおや)や昨日のお化けのことだろう。
KKZOU
KKZOU
KKZOU というものです。 よろしくお願いします。 連載を完結させない才能を持ってます。