桜は永遠に知らず 改訂版

桜は永遠に知らず 改訂版
 満開のサクラが目に眩しい日。  私の気持ちなど露ほども知らないで、ひらりふわり、楽しそうに花弁が舞う。  なんだかその姿は、同じ花の名をもつ、隣の彼女に重なって見えて。 「桜は永遠に知らず」  昨晩聴いた曲の歌詞に今さら共感が沸いた。 「呼んだ? 凛ちゃん」  隣を歩く彼女が、首を傾げる。 「……花の方のサクラだよ」 「え、イントネーション違うんじゃ……」
はむすた
はむすた
森の奥でひまわりの種もぐもぐしてる、ハムスターです。 人間語も読み書きできるのでご安心を。 細かい自己紹介は、はむすたるーむと、100の質問とか見てもらえると嬉しいです。 アイコン・(し)ょうじょめ~か~ さま (*・×・*)♡