星河灯台夜行譚 第二章【蒼い街の停止場】
第二章 蒼い街の停止場(とまりば)
列車が静かに揺れ、いつの間にか霧はすっかり晴れていた。
窓の外には、蒼一色の街が広がっている。
建物という建物が、巨大な時計の形をしていた。
円柱、塔、家屋、どれも針が止まり、ゼンマイの音も聞こえない。
街全体が“時間を失った”ように沈黙していた。
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カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2025/11/21 9:02
さやかオンザライス
文学が好きです。浮かんだ物語をアウトプットしに来ました。荒削りですがよろしくお願いいたします👳🏻♂️