忘れがたき炎の物語 第五章「水龍編」

忘れがたき炎の物語 第五章「水龍編」
第4話「漆黒」 青白く輝く満月が、満天の星空に浮かんでいる。 しかし、その美しい夜空と相反して、砂漠の国サーバスの城下街は、紅蓮の炎に包まれていた。 逃げ惑う人々、怒号、悲鳴、まさに地獄の様相であった。 ダークエルフの魔女シルヴィは、パラノ城の最上階から燃え盛る街を見下ろし、恍惚とした表情を浮かべていた。 「…ああ…たまらないねぇ…この阿鼻叫喚(あびきょうかん)、憎悪のエネルギー!そして、一個の国が滅びるさまよ!」
判虹彩
判虹彩
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