雷と光の絆〜兄妹をつなぐ勇気〜

十六 子どもの誕生 澪は部屋の灯を落とし、寝具に横になっていた。 外からは虫の声と、遠くで流れる水の音。 静かな夜――けれど、心はどこか落ち着かない。 春馬くんは夕方には村へ戻っていった。 「仕事があるから」と笑って手を振っていたけれど、 その背中が見えなくなるまで、澪はずっと縁側に立っていた。
やみ
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はじめましてやみです。空いている時間に作成してます。沢山の人が読んでくれると嬉しいです😊まだまだ初心者なので宜しくお願いします