僕は消しゴム
僕は消しゴム
毎日毎日大きな手に掴まれては間違えた文字に擦られる。
その度に身を削り黒く染まり小さくなっていく。
そして吐き出す様に削れた体が散らばっていく。
手の大きな奴らはそれを「消しカス」と言いながらゴミ扱い。
さっきまで僕の体の一部だったのに酷い話だ。
それでも僕から何が出来るでもなく、そうやって少しづつ削れた体は戻ることは無い。
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文字数: 374
カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2023/3/3 3:22
らくだ
友達に触発されて素人なりにちょっとずつ楽しく書いてます。