僕は消しゴム

僕は消しゴム
僕は消しゴム 毎日毎日大きな手に掴まれては間違えた文字に擦られる。 その度に身を削り黒く染まり小さくなっていく。 そして吐き出す様に削れた体が散らばっていく。 手の大きな奴らはそれを「消しカス」と言いながらゴミ扱い。 さっきまで僕の体の一部だったのに酷い話だ。 それでも僕から何が出来るでもなく、そうやって少しづつ削れた体は戻ることは無い。
らくだ
らくだ
友達に触発されて素人なりにちょっとずつ楽しく書いてます。