一生
「一生一緒だなんて…疲れてしまいそうね。」
少し笑って、でも少しロマンチックかもね、なんて付け足して。
その笑顔を一生見ていたいと言うには、僕の勇気がなさすぎた。
二人、最近話題の映画を見に行った帰りの話だった。
感想でも語り合おうと寄ったカフェで、美味しそうにチーズケーキを食べる貴女はとても綺麗だった。
窓から差し込む、昼下がりの日の光に照らされたその髪はとても輝いて。見惚れてしまって。
自分がそこそここだわる紅茶も、その日はまともに選べないどころか味もしなかった。
それよりよっぽど、貴女の笑顔が胸を潤した。
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2025/7/16 12:09
くうきり
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