第9回N1 Lアラート
大切なものを喪う日は、必ず悪寒が、アラートがなっていた。
僕はそんな命に関わることを知らせる警報をLIFEアラート、略してLアラートと呼んでいる。
いつも通り家を出た。親はいない。みんな、僕の目の前で死んだ。交通事故だった。あの日も、何かが怖くて震えていた。このことを思い出していることさえ、Lアラートかもしれない。そう思うと、憂鬱だ。
早足で駅に歩く。やはり、悪寒は収まらない。確定だ。Lアラート。回避出来るか出来ないかは、僕次第。
大通りに近付くにつれ、それは大きくなる。うるさいはずの車の音を相殺できるほどには。過去一の大きさだ。怖い。一刻も早く、ここから逃げたい。
横断歩道で止まり、はぁ、と息を吐く。途端、小一と思われる影が、横切った。赤信号にまるで気がついていない。
視界に映る全てのものが、ゆっくりになる。足が咄嗟に動き、悟った。僕は、ここで死ぬんだろう。どうりで、Lアラートがうるさいわけだ。
少年の手を拾い、位置を入れ替える。安全な位置にまで少年を避難させられた時、僕の心に恐怖はなく、安堵していた。Lアラートが響くのに。
そして、アスファルトが赤く染まった
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カテゴリー: その他
投稿日時: 2026/4/10 8:12
最終編集日時: 2026/4/10 8:15
花火玉。 海月様の一味 犬?(海月さまについて行きますっ‼︎)
小説作家が夢のバリバリ中学一年生男児!
小学校四年から六年まで「縦式」使ってました!
ここにきて、これに切り替えることに!
よろしくおねがいします!
夢のため、率直な感想がガンガン欲しいです!
それと同時に、みなさんと親密な関係を築けることを願います!
追記 始めたのは2025年4月27日