生き残り

「おい!生き残りはいたか!?」 「ダメです!瓦礫で塞がれててこれ以上行けません...」 その日、住んでいるアパートが崩れ落ちた。 私は娘と2人でくらしていて今日は娘の誕生日だった。 なので娘が好きなチョコレートケーキを買って、今日は家でお祝いするつもりだった。 「いっつもお父様はお仕事が忙しくて...でも大好きっ!お父様ー!!」 「ははは、はしゃぐなはしゃぐな、転けたら危ないだろ?」
アベル
アベル