外伝46 半島の乱・後期 瓦礫の玉座
「うっおおおおおおおお!!」
巨人の目に刀を突き刺した王子は唸り、冥派の光の波に後押しされた力を利用し更に刀を押し込もうとするが巨人も弱点である目の中核を守るべく瞳に力を入れて堪える、そして片手で王子を払いのける。
とっさに受け身を取った王子は、そのまま巨人の鎖骨の窪みに身を打ち着けられる。
だかなおも冥派の光は諦める事無く、巨人の瞳と刺さった刀を照らし続けその視界を塞ぎ続ける。
それを見て王子は再び冥派の光りへ再度飛ぶ体勢を取ろうとするも遠に限界を超えた身体は痺れ、動けない自分の不甲斐無さに「あああああ」と雄叫びを上げたその時、冥派の光りの中を虹色に煌めくものが飛び、そしてそれが瓦礫の中に沈んだ祖父であり皇帝だとわかると、「陛下ー!」と歓喜の声上げる。
今度は皇帝が王子に代わり、その刀の柄を得意の蹴りで押し込む、そして遂に冥派の光は巨人の後頭部を抜け、巨人の兜と瞳は宙に弾け飛び、巨人は「うがっははははははは」と唸りながら地に片膝を折る体勢でしゃがみ込み動かなくなると、その身体は枯れ木の様な灰色に成り固まる。
夜空を貫く冥派の光に導かれ地に降り立った皇帝は、そのまま瓦礫の山を登り、その山の表面に奇跡的にその形を残し、帝国のシンボルカラーである漆黒の黒幕を風になびかせまとう玉座に腰掛け、周囲を見渡し、重傷を負うも瓦礫を退かし自分を助け出しそして力尽き倒れた息子の姿を目にし深い息を着くも、自分に向かって来る孫である王子の姿を見てふと安堵の笑みを溢し、腰の代々皇帝を継ぐ者の証である玉蟲の鞘を膝の上に横に置きそのまま絶命するのだった……
[続]
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カテゴリー: SF
投稿日時: 2026/1/12 11:38
最終編集日時: 2026/2/21 13:18
仙 岳美
本格的脳内スパークSFロマン小説⚡️
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