彼女のツノ。(お題)

彼女のツノ。(お題)
「私、嘘をつくとツノが生えるんだ。」 付き合い始めに、酔った彼女が変なことを言った。 「は?ツノ?嘘だろ?」 「さぁ。でも、その嘘がどれくらい相手を傷つけるかによって、そのツノの長さは変わるんだ。頭の上見ててもわかんないよ笑見えないと思う笑」 彼女が何言ってるか分からなかったが、おちゃめな彼女はよく冗談を言ってたから、今日のもまたその1種だと思った。 そして、ツノの話題は出ることなく、2年の月日が流れた。10日前からだろうか、彼女が急によそよそしくなった。なんだか不安になった僕は、彼女が付き合い始めに言ってたツノのことを思い出した。 彼女に会う週末、どこかよそよそしい彼女と夕食を食べた帰りに、何と無く聞いてみた。何気なさを意識しすぎて、少し変だったかもしれない。 「なぁ、ミキは俺のこと、好き?」 「もちろん。好きだよ!何を今更笑」
みむる。
みむる。
初めてばかりです。そこら辺の猫好きの理系大学生です。片想い系が多いかな。よろしくお願いします。コメントや反応頂けると飛び跳ねます!