無題

(俺) 花より団子っていう言葉がこの地球にはある。 でも言おう。 俺は断固として、花より女だ。 それと、酒。 日本に住む全ての女たちが桜を見あげているその横顔は、美しいったらありゃしない。きめ細やかで、ふんわりとしているのに隙のない白い肌。 何も喋らずに桜を見つめるその目。 ひらり落ちる桜の花びらを掴もうとするその真っ白い手、指が、丁度いい儚さを演出している。 そして、それを眺めながら喉に通す酒がこれまた美味いもんで。 ただし、ここ最近はそんな暇がない。 隣で、人への迷惑も気にせず騒ぐ俺の大切な友達が、俺を呼んでいるからだ。 女は好きだ。 酒も好きだ。
雲丹丸 音夜
雲丹丸 音夜
知識も、経験も、文章力も未熟な癖に小説家になりたい