君の吐いた花緑青が私の胸を締め付ける。

君の吐いた花緑青が私の胸を締め付ける。
 君の言葉は時々解らない。作った詩も、残していった手紙も。  いつか全部分かったら、君の元へいこうと決めていた。  そうして、長い桟橋の先に辿り着いた。水底に君が眠っている。  一寸先は海、渡り、ふわりと落下。  君の吐いた花緑青が私の胸を締め付ける。  その時、 「前世で待ってる」
夜ヶ咲
夜ヶ咲
ファインダーの向こう側、ずっと君を探している。/140字小説とその下書き https://mobile.twitter.com/yorugasaki